東海村の四季を感じる十二景 【前編】〜東海村で一戸建てを建てるならフローレスタ須和間〜

古き良き時代の面影と、豊かな自然とふれあう。ゆっくり散策したい「東海十二景」めぐり。

選ばれし十二ヶ所は、ぐるりとまわると、およそ25km。それぞれの地の名歌を刻んだ石碑を鑑賞する楽しみも。

平成3年6月、東海村発足35周年記念事業の一環として、村内の景勝地の中から村民投票によって決定されたのが「東海十二景」。各所には、景勝地名とともに、自然と融合する美しい佇まいを詠んだ石碑が建てられ、思わず感嘆してしまう名文にも出会えます。春夏秋冬それぞれに、見ごたえある景色ばかり。まずはそのうちの6ヶ所をご案内します。

JR東海駅周辺船場地区から久慈川付近白方地区方面へ。歴史ある名所と自然の情景が、美しいハーモニーを奏でます。

(1)稲荷社杉風 (いなりしゃさんぷう)

五穀、食物を司る稲の精霊「倉稲魂命(うかのうたまのみこと)」を祀る船場稲荷神社。鳥居をくぐると、社殿へは深い葉陰をおとす杉並木の参道が続きます。杉の葉を揺らしながら風が通り抜けるその奥には、木造造りの拝殿がのぞき、ひっそりとした中にも趣きある風格を醸し出しています。

*船場稲荷神社‥茨城県那珂郡東海村大字船場801

(2)冨士社晩霞 (ふじしゃばんか)

冨士神社は、慶長15年(1610)、冨士浅間神社を古墳上に勧請したのが始まりとされています。この辺りは谷地になっているため、夕方ともなると、木立に囲まれた境内には霞が立ち込め、幽玄な空気に包まれていたようです。また境内、参道には「二軒茶屋古墳群」が分布し、往時の名残をとどめ、周囲を取り巻く田園風景と見事に調和しています。

*冨士神社‥茨城県那珂郡東海村舟石川614

(3)石神城春草 (いしがみじょうしゅんそう)

中世の山城として名を残す「石神城」の来歴には諸説ありますが、1400年代に築城され、佐竹氏家臣の小野崎氏が城主となったものの、慶長7年(1602)主君・佐竹氏の秋田移住に伴い廃城してしまったようです。その当時の城郭を良好に残し、現在では「石垣城址公園」として村民の憩いの場になっています。城内は色とりどりの植栽が並び、春になればコブシ、ロウバイ、ヤマザクラなどの花々が咲き誇ります。

*石神城址公園‥茨城県那珂郡東海村大字石神内宿1244

(4)願船寺晩鐘 (がんせんじばんしょう)

久慈川から広がる水田地帯の高台に鎮座する願船寺は真宗大谷派、親鸞聖人の高弟“二十四輩”の一人、定信に因むお寺。本堂を覆うようにそびえ立つイチョウは高さ25m、樹齢700年を超え、東海村の指定文化財でもあります。親鸞聖人お手植えと伝えられますが、江戸末期、水戸藩の焼き討ちにあい、火の粉を浴びて一時は枯れかけ、今も残るその跡が歴史を物語っています。願船寺のもうひとつの象徴である鐘楼も寄り添うように佇み、いにしえの暮らし、時を告げる荘厳な鐘の音が村内に響き渡るさまを思い起こさせます。

*願船寺‥茨城県那珂郡東海村大字石神外宿1047

(5)久慈川河口緑波 (くじがわかこうりょくは)

福島県八溝山を源に、東海村を最下流として太平洋に注ぐ久慈川。赤い鉄橋から堤防沿いの河口付近では釣りやレジャーボード、すぐ先にある豊岡海岸にはサーファーたちが、また浜辺ではバーベキューやキャンプを楽しむ家族連れやグループなど、一年を通して多くの人たちで賑わっています。サイクリング、ウォーキングに最適な道路も整備され、東海村の自然を味わいながらリフレッシュできると人気。豊岡の松林、土手沿いの緑、清流のせせらぎ、そして大海から寄せる波。自然の魅力が凝縮されたヒーリングスポットです。

*久慈川河口付近‥茨城県那珂郡東海村豊岡

(6)白方溜蛍影 (しらかたためけいえい)

水田に一定量の水を流すために利用されていた白方溜(=溜池)を整備して、噴水、滝、小川のせせらぎといった水の風景を取り入れてつくられた白方公園。きれいな水を活かして魚や水鳥を飼育し、蛍を幼虫から育て、「蛍の里づくり」としても親しまれており、夏になると水辺に遊ぶ蛍を鑑賞することができます。周辺はどの季節でも花見が楽しめるよう、多彩な花々が植栽され、自然をとても身近に感じられる公園です。隣接した高台には、豊受大神宮もあり、歴史散策もいっしょに楽しめます。

*白方公園‥茨城県那珂郡東海村大字白方

*参考URL

・東海村観光協会   http://tokai-kanko.com/special/special_02.htm

・東海村役場   http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/viewer/info.html?id=185

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