多くの人がどんな事に影響されて幸福感を感じているかという調査結果は見てみたいと思いませんか?また、それを知る事により、生活していく上でのちょっとした指針にもなるかもしれませんね。 とても面白いレポートだと思いましたので、皆様にも紹介させていただきたいと思います。 ※今回のコラムは下記の資料を参考にさせて書かせていただいております。 出典:リクルート住まい研究所 研究レポート「主観的幸福度と住まいの関係」(宗建/2018)、都市住宅学会「住まいが主観的幸福度に与える影響」(宗建・新井優太/2018) 調査概要:2017年8月28日~2017年9月6日の期間に首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)に在住の1万2608人から回答を得た。割り付けはワークス研究所のJPSED2017(全国就業実態パネル調査)に準拠し、15歳以上の男女を性別・年代・職業・最終学歴で256セグメントに分けた。
日々の生活の「幸福度」と「住まい」の関係とは?
何がどれくらい幸福度に影響を及ぼすか?
日々生活をしていく上で、様々なお悩みがあるとは思いますが、どんな悩みを解決すれば幸福度は上がるのでしょうか? また、どんなことが充実していれば幸せと感じるのでしょうか? 将来への不安? 仕事、もしくは趣味の時間? さっそくですが、下記の表をご覧ください。 こちらは首都圏にお住いの1万2608名の方を対象にした調査結果を元に、どのような事が幸福感に影響を及ぼすか数値で示したものです。パーセンテージが大きいほど、幸福感に対して大きな影響があるという事になります。 これを見ると人の幸福感に及ぼす影響が最も高いものは「住まい」という結果になっていますね。幸福感を感じるために「住まい」が占める重要度
結果を見て、いかがでしたでしょうか? 2位の「人間関係」というのは、なんとなく予想がつくかもしれませんが、どんな所に住んでいるかが1位というのは意外に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 私たちも不動産業に携わる人間として「住まい」の重要性に関しましては認識しているつもりでしたが、数字として出てくると身が引き締まる思いです。 もちろん、日々の生活をより幸せに過ごしていくためには、様々な問題解決が必要になるとは思います。また、どの問題を解決したら幸せになりやすいかは人によって異なります。 ただ「住まい」というものの重要性を認識していただければ、今後の人生の岐路において大きな指針になるのではないかと思います。 ちなみに「住まい」の内訳は「地域」11.9%、「建物」6.9%となっています。 どんな「建物」に住むかという事より、どんな「地域」に住むかという事のほうが幸福度への影響が大きいようです。 では一体、どんな「地域」に住めば、より幸せを感じられるようになるのでしょうか?どんな「地域」に住むのがよいか?
地域を選ぶための指針とは?
またこちらの調査結果をご覧ください。 こちらは地域の満足度を高めるにはどの項目が重要か、交通利便性や近所付き合いなど、約30項目について調べた結果をランキングにまとめたものです。 1位はダントツで「親しみやすさ」という結果になりました。 「親しみやすさ」を感じるポイントは人それぞれだとは思いますが、街の雰囲気が好きだったり愛着をもっていたり、ご近所様との関係が良好だったりなど、そういった項目が地域満足度に影響しているようです。 前述した通り、「人間関係」も幸福度に大きく影響を及ぼしますから、やはりその地域のご近所付き合いというものの影響力は大きいのではないでしょうか? 住む前からどんなご近所さんが住んでいるかはわからなくても、例えば同世代の方が多く住んでいたり、生活環境が似ている方が多い地域のほうが、トラブルも少なくストレスの無いご近所付き合いがしやすいかもしれませんね。 私たちが管理・運営しておりますフローレスタ須和間の場合では、入居時のご年齢が20代・30代の方が多く、小さなお子様がいる若い世代のご家族にご好評いただいております。 ご結婚されたばかりのご夫婦や、まだお子様が小さいご家庭の方であれば、同じ悩みを共有でき、良好なご近所付き合いをしていただけるのではないかなと思っております。 また幸福度と同様、人によって何が地域満足度に影響を及ぼすかは異なります。 例えばお子様のいる女性は「親しみやすさ」を重視する傾向があるそうです。 逆に未婚男性の場合は「都心へのアクセス」が重要なようです。 人それぞれ、何を重視するか見つめなおし、地域を選ぶ事が大切なようですね。地域を選ぶときに見落としているポイント
ちなみに住む地域を選ぶときに重視されるポイントと、住んでから重視されるポイントは異なるという調査結果もでています。 左が住まいを選ぶときに重視される項目。右が住んでから満足度を高めるために重視される項目です。 「治安のよさ」は共通しているようですが、他は結構違いますね。 地域を探すときには行政支援や生活の利便性には目が行くが、実際に住んでから満足度を上げるには「親しみやすさ」が重要という結果になっています。 これは地域を選ぶときには見落としているポイントがあるという捉え方もできるのではないでしょうか? 住まい選びのときに行政支援などに注目するのは当然大事です。住んでからの満足度ランキングに入っていないのは、皆様それなりに納得した場所を選んでおり、差がつきにくというのが理由との事です。 行政などの支援に関しましても、住まい選びの際に吟味するのは必須だと思います。 ただ、住まい選びの際に長く住んで「親しみ」を感じれそうかどうかという事も判断材料として持っていただくと良いのかもしれません。どんな「建物」に住むのがよいか?
長く住むための拘りのマイホーム設計
「地域」だけでなく「建物」についてはどうなのでしょうか? やはり居住空間である部屋の広さや数などが満足度に大きく影響するという結果になりました。 日当たりなども重要だとは思います。ただやはり、そもそも住まい探しの時点で皆様納得の行く場所をお選びいただいているようなので、差が付きにくいのかもしれません。 また、住む「地域」と同様、性別やお子様の有無によっても影響度は変わるようです。 例えばお子様がいる家庭であれば、バルコニーや庭が広いご自宅のほうが満足度が高まる傾向にあります。一戸建てとマンションでの傾向の違い
さらに、一戸建てとマンションの場合も傾向に違いがあるようですね。 一戸建ては閑静で自然が身近なエリアが選ばれ、マンションは眺望や都心アクセスの良い地域が選ばれるようです。 特に一戸建ての場合、一生に一度のお買い物という意識が強いでしょうから、長く快適に住めるという部分を重視されているのではないでしょうか? マイホームは新築であれば、とにかくこだわって建てたいですよね。 それが今後の生活の幸福度に長く、大きく影響するという事であれば尚更です。 ただし、新築の場合は建築条件というものがございます。 建築条件に関しましては「後悔しないマイホームの選び方!「建築条件なし」を強くお勧めしたい理由」という記事にて以前書かせていただきましたので、よろしければご一読くださいませ。 私たちには、一生に一度のマイホームだから、お客様に拘りぬいていただきたいという思いがございます。その為、フローレスタ須和間では「建築条件なし」というお約束をさせていただいております。「住まい」で日々に幸せをプラスしたい
幸福度を高めるためのキーワード
以上、幸福度に関する調査結果をご紹介させていただきました。 幸福度を高める「住まい」についてまとめてみますと下記のようなキーワードが挙げられるかと思います。- 親しみやすさ
- 治安のよさ
- 都心へのアクセス
- 行政支援
- 部屋の広さや数
- 長く住める
- 閑静で自然が身近
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